装画のお仕事 - 『神様のホテル 「奇跡の病院」で過ごした20年間』
装画を担当した本が12月11日、
毎日新聞社より刊行されました
カリフォルニア州サンフランシスコに
古くからある病院が舞台のノンフィクションです
2ヶ月だけのつもりで働きはじめた
著者のスウィート医師が、辞めずにその後20年に渡って
勤めることになる病院の不思議な魅力
医療ノンフィクションと聞くと固そうですが
女性医師の視点から病院でおきるできごとが
愛情をもって柔らかく書かれています
エッセイや小説のような感覚で読むことができました
あたたかく、でもどこか冷静な視線が独特です
合理化によって本質的なものが見失われてしまうことは、
医療に限らず、そこらじゅうに転がっているような気がします
大切なことを大切にすること
大切にしたいです
上質なデザインの装幀は、間村俊一さんです
『神様のホテル 「奇跡の病院」で過ごした20年間』
ビクトリア・スウィート 著
大美賀馨、田内志文 訳
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